塗料が塗りやすくなる「秘訣」とは?

突然ですが、皆さんはペイントしている時に

塗料がなんだか塗りづらいなーって感じたことはありませんか?

もっとスムーズに塗れるはずだったのに時間がかかってしまった、、、

なんてことはありませんか?

 

そこで今日は「塗料が塗りやすくなる秘訣」についてお話ししたいと思います。

塗料の塗りづらさを感じる時の原因は色々とありますが、

まず一番に考えられるのが塗料の粘度、つまり希釈(キシャク)が原因です。

 

希釈という言葉をご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、

一般的にはあまり馴染みのない言葉ですね。

ペインターの間ではよく使われるワードで、

ペインターにとって「塗料の希釈」は

塗装作業をする上でとても重要なポイントの1つです。

 

希釈とは、、

塗料の原液に水やシンナーを混ぜて粘度を低下させ

塗りやすくすることです。

 

皆さんもご経験があるかもしれませんが、

たとえば、水性塗料にお水を入れてから塗ることってありますよね。

それを希釈と言います。

 

では、なぜ、希釈する必要があるのでしょうか?

それは、塗料が原液のままだと粘度が高いため、

そのまま塗ろうとすると非常に塗りにくいことがあります。

ハケやローラーの滑りが悪くてムラやシワになってしまい

綺麗に仕上げるのは至難の技ですね。

 

また、粘度が高いままだと作業性も低下しますが、

気温や湿度、塗る環境に適した割合に塗料を希釈することで、

塗りやすい粘度にして作業をスムーズに進めることができます。

 

つまり、

きれいな仕上がり

作業効率を上げる

という大きなメリットがあります。

塗装する上でとても大事なポイントですね。

 

では、塗料を希釈するにはどのくらいの割合で混ぜればいいのでしょうか?

私たちペインターはその割合の事を

「希釈率」と呼んでいます。

 

一口に「水性塗料」「油性塗料」といっても、

商品ごとに希釈率が異なり、紛らわしいです。

でも安心してください。

ほとんどの場合、商品の缶や容器に希釈率が記載されていますので、

塗る前に必ず説明をチェックしてみてください。

 

皆さんも次回ペイント作業を行う際は

プロのペインターも重要視している

希釈と希釈率を意識して塗ってみてください。

初めて使う塗料などは、作業前にどんな希釈率が塗りやすいのか

まずは試し塗りをしてみるのもいいかもしれませんね。

きっと、前回よりも作業がスムーズに、

そしてきれいに仕上げることができると思います。